海の時間 | 読書の時間

不安な童話

著者:恩田陸
出版社:祥伝社文庫/祥伝社
319頁
読了日:2001年10月11日



物語:  ハサミを首に刺されて変死した女流画家の生まれ変わり疑惑を掛けられた主人公は戸惑いながらも25年前の事件の真相に迫る。
 いったい犯人は誰なのか! 残された絵に込められた謎とは!?
 頑張れ主人公! 負けるなご遺族!!


感想:  古本屋でまとめて買ってしまった恩田陸の最後の作品。たぶんもう買わないでしょう。
 今までのと比べると、少し推理小説っぽかったです。解説している小池真理子って人は「ジャンルを超えた独自の世界」とか言いつつ「注文と違うものを書き上げるプロ失格の作家」だと暗にほのめかしているところがナイスでした。
 推理小説っぽくせずにオカルト系で書けば良いのに、と思う今日この頃でした。私は読まないけれど。