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光の帝国〜常野物語

著者:恩田陸
出版社:集英社文庫/集英社
283頁
読了日:2001年7月4日



物語:  不思議な能力を持つ常野の人々。
 各地に散った常野の人々の活躍を描いた連作短編集。




感想:  最終的にそれぞれの主人公が結集して何か「解決」するのかと思ったら何もなかったです。『遠野物語』のそれぞれの話しに繋がりがないように。
 『オセロ・ゲーム』『草取り』なんかは「敵」の存在を感じたんですが、あんな終わり方で良いのでしょうか。雰囲気だけ楽しめば良いのかな。結構好きな感じの話しだけに、決着がつかないのはどうも気持ちが悪い。