海の時間 | 読書の時間

死者の書

著者:寺山修司
出版社:河出文庫/河出書房新社
182頁
読了日:2002年04月15日



内容:  いろんな分野で「革命」を起こそうとした人たちについて寺山の考えを書き綴ったエッセイ集。
 「連合赤軍」「日本赤軍」「中学社会主義者連盟」「天井桟敷」そして「寺山修司」などなど。
 頑張れ旧体制! 負けるな革命者!!




感想:  チベット系の本かと思ったら1970年代の日本の本でした。1974年に土曜美術社から出版されたものを1994年に河出文庫から出版されたのですが、約30年たってもオリンピックの政治問題とか連合赤軍の浅間山荘事件や日本赤軍のパレスチナ解放闘争とか、いまだに引きずっているので古い感じがしません。
 ってゆうか、大槻ケンジの解説を読んで目から鱗が落ちる思いがしたのですが、寺山修司ってまともに読んじゃダメだったんですね。