海の時間 | 読書の時間

風の万里 黎明の空(上)(下)

著者:小野不由美
出版社:講談社X文庫white heart/講談社
350+370頁
読了日:2002年05月18日



物語:  慶国の王座に就いたばかりの少女は本当に自分で良いのか悩んだ末に街に下りて民の暮らしを見聞きする事にする。
 暴君であった父王を倒され国を追われた少女は同じ年頃の少女が王座に就いたと聞き妬ましさから慶国を目指す。
 海客の少女は虐げられたわが身を哀れみ同じ海客でありながら王座に就いた少女を頼って慶国を目指す。
 頑張れ民衆! 負けるな三人娘!!

感想:  私が十二国記を読むのは4作目でしたが初めての「本編」だったらしい。どうも慶国の陽子の物語らしい。古くは「レダ」に始まる(のか?)普通の女子高生が異世界へ行って何故か剣の達人になって戦うヒロイックファンタジーものだったらしい。そうと知っていたら読まなかったでしょう。ってゆうか十二国記の最初のが出た10年近く前にそういう話だと聞いて読むのをやめていたわけですが。
 やはり無敵の少女が剣を振りまわして戦っているシーンなんて面白くないですね。とりあえずそういうシーンは最後にちょっとだけなので良かったけど。