海の時間 | 読書の時間

チグリスとユーフラテス

著者:新井素子
出版社:集英社
501頁
読了日:2002年08月24日



物語:  地球からの移民星・惑星ナイン。順調に繁栄して行く人間達!
 しかし、いつしか出生率が低下し、ついに「最後の子供が」!!
 頑張れチグリス! 負けるなユーフラテス!!




感想:  またまた図書館で借りてきた本でした。
 久しぶりの新井素子で第1話の「マリア・D」が読みにくくて仕方ない上にだんだん書いてあることも鬱陶しくなって、珍しく飛ばし読みして何とか第2話「ダイアナ・D・ナイン」を読んだら『彼女の文章は、ある意味で主観的すぎ、また、情緒的すぎて、事実が判りにくく、処々、読み進む時に精神的な苦痛を感じてしまう(以下略)』って書いてある。わざとだったんだね。凄い。
 「マリア・D」は別として他の各話の地の文章はいったい誰の視点で書かれているんだろう。ってもちろん新井素子は新井素子の視点でしか文章がかけないんですが。