いつか、スパゲティ
著者:イッセー尾形
出版社:新潮社
251頁
読了日:2002年09月28日
![]() |
内容: | 1995年から1997年にかけて「小説新潮」に連載された掌編全21篇。 「最高級裏地あります」「小手先の虹」「猫の病」「新曲の構想」「終わりの体積」「たまちゃんの冒険」「ガラス窓のジゴロ」「無伴奏」「ヨーコに呼ばれて」「山間に陽は落ちる」「倫敦の歌姫」「ひやかし金魚たち」「夕立のハイビスカス」「影色の顔写真」「北欧の占い」「父の彗星」「キヨシのパノラマ」「昨日、今日、明日の最後」「割り箸に花びらが」「明日の貴婦人たち」「いつか、チョコレート・パフェ」 |
感想: | またまた図書館で借りた本。すごく久しぶりのイッセー尾形でした。 一人芝居の台本のようなのは以前読んだ事ありましたが小説は初めてでした。最初の1篇読んだときは長編小説かと思いました。まさかそれで終わるとは思わず。2編目(第2章だと思っていた)を読むと話が変わっていたので短編(っていうか掌編)集なんだと気づいた。その後も「コレで終わり?」と言う感じの話が続き、そう言うのにも次第に慣れ楽しむ事が出来るようになった頃に終わってしまったのでした。 それぞれまったく違う設定なのですが、イッセー尾形の「バーテンもの」的な哀愁がたまりませんでした。 |