海の時間 | 読書の時間

負犬道

著者:丸山昇一
出版社:幻冬社
317頁
読了日:2002年10月31日



物語:  映画製作主任の主人公は小さな間違いが元でその職を失い、以前の調査業務の経験を活かした仕事を引き受けるが、尊敬し崇拝する映画監督への気持ちを捨てきれずにいた。
 過去を引きずりながら流れのままに生きる負け犬が、負け犬なりの道を模索してさまよう!
 頑張れ負け犬! 負けるな負け犬!!


感想:  またまた図書館で借りてきました。「負犬道」と書いて「まけんどう」と読むらしいです。それはそうと、『探偵物語』(テレビ)とか『あぶない刑事』などなどの脚本家の初めての書き下ろし小説でした。そしてそんな感じの小説でした。『凶気の桜』公開記念で読んでみた訳でもないです。関係無いけれど『凶気の桜』は『月刊シナリオ』に掲載されてたのを半分ほど図書館で立ち読みして見る気が無くなりました(その前にアノだらだらした音楽で見る気無いですが)。って脱線しすぎ。
 『負犬道』です。「負け犬」って誰が決めるんだろうと思ったら、自分で負け犬と判断したら負け犬みたいです。この主人公は早い段階で自分を負け犬と判断していたようですが、その割にはやる気満万な感じがしていました。ああ、やる気は有っても出来ないところが負け犬なのか。