海の時間 | 読書の時間

沙羅は和子の名を呼ぶ

著者:加納朋子
出版社:集英社文庫/集英社
304頁
読了日:2003年2月3日



内容:  ミステリィ短編集!
 「黒いベールの貴婦人」「エンジェル・ムーン」「フリージング・マザー」「天使の都」「海を見に行く日」「橘の宿」「花盗人」「商店街の夜」「オレンジの半分」「沙羅は和子の名を呼ぶ」の10篇

 
 

感想:  またまた図書館で借りてきました。連作ではなく独立した短編で日常のお話から逸脱した不思議なお話が多かったですが一番不思議なのは解説でした。何が言いたいのかさっぱりわからず何を解説されたのか狐に抓まれた気分です。狐に抓まれた事はないですが。ってゆうか「異界への冒険」が共通のテーマだって書いてあったのですが「エンジェル・ムーン」「フリージング・マザー」「天使の都」「海を見に行く日」「花盗人」が異界? 冒険? 私は全体的には死がテーマになっていたような気がしますがもちろん死がテーマというのは生がテーマでどれも「生きている不思議」の話しだったように思いますが「花盗人」だけは何を言いたいのか判りませんでした。実際に有った話しなのかも。