まだわからないことがある
科学の未解決ゾーンをさぐる
著者:吉永良正
出版社:BLUE BACKS/講談社
213頁
読了日:2003年6月19日
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内容: | 「日本人のルーツはどこまでわかったか」「なぜ時間は逆流しないのか」「生命はどのようにしてどこで生まれたか」などなど身近なのによく判っていない19の「まだわからないこと」を紹介しつつどこまで判っているかを詳しく解説! 科学はすべてを説明できるのか!? 頑張れ科学者! 負けるなサイエンスライター!! |
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感想: | とりあえずタイトルは奥付と扉に遵って「未解決」と書きましたが表紙カバーには「未体験」と書かれてあります。本の内容は未解決問題の話題でした。 ソレはともかく著者は何らかの専門家ではなく、サイエンスライターとか言う職業の人らしいので、BLUE BACKSにありがちな専門バカが専門家ならではの裏情報を面白おかしく披露するような事も無く「あとがき」でも書かれていた通り雑誌や専門書からの引用が当たり障り無く紹介されていてとても読みやすく解りやすい感じでした。でも、タイトルからも判るようにそれぞれの話題の結論が「まだよく判らない」なので、目次だけ見て「こういうことがまだ判っていないのか」と思えばいい本なのにそれに気付いたのが半分以上読んでからなのでした。しかも出版されたのが1986年だからその後どこまで判ったのかも気になるところ。特に石器時代の調査に関するあたりとか。続編出てないかな。 |