海の時間 | 読書の時間

カセットポエム&フォト
小川範子○童詩/わらべうた
〜はじけだした言葉たち〜<童詩誌『きりん』より>

撮影:杉田重男
詩版権:日本童詩研究会
出版社:近代映画社
52頁+カセットテープ
読了日:2003年6月26日



内容:  昭和23年2月から46年3月まで何度かの休刊を繰り返しながら発行されていた童詩誌「きりん」から選りすぐられた詩が小川範子の写真と朗読でよみがえる!!
 小学生の作品を感情込めて朗読する当時15歳の小川範子!
 頑張れ写真! 負けるな朗読!!
 
 

感想:  古本屋でうっかり見つけて買ってしまいました。袋に入っていて中身を確認できなかったのでポエムがメインの本かと思ったら写真集でした。途中で「範ちゃんカメラ」という小川範子が撮った写真のコーナーもあり後に写真展に出品する事になる片鱗を見せています。特に電話ボックスのような公衆便所の写真に「わくわくしちゃった」のコメントとか便所の中の張り紙の写真(字が小さくて読めない)に「絶対におさめたかった一枚」とか、とても他人とは思えない感じ。
 ソレはともかく、小川範子の詩の朗読はアルバム「涙を束ねて」の中でも名調子を聞かせていたようにカセットテープに収められている朗読も、独特の感じがたまりません。定価1500円なのに2000円出して買った甲斐があったと言うものです。