はばかりながら
「トイレと文化」考
著者:スチュアート・ヘンリ
出版社:文春文庫/文藝春秋
333頁
読了日:2003年8月1日
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内容: | トイレの歴史を文化人類学的見地から考察!! 文明社会のトイレは文化的なのか!? 頑張れ大便! 負けるな小便!! |
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感想: | 「トイレットのなぜ?」はトイレその物の歴史について紹介されていたのですが、コレはトイレその物と言うより糞尿の歴史と文化についての考察でした。「トイレットのなぜ?」にはほとんど触れられていなかった乗り物のトイレについて書かれてあっても、トイレその物よりソコに出されたものがどう処理されるかと言う事に重点が置かれていたのでした。そして東京で処理されたウンコが海上投棄される手順が克明に書かれていたり。ってゆうかそれら「コラム」で書かれている事が大変面白く分量も適い多いのですがコラムは松本弥って人が書いた物でした。本編は専門の文化人類学的見地から見た差別問題の話が多くあまりこの著者はトイレや糞尿に関する造詣は深くないようでした。 |