海の時間 | 読書の時間

マンガ日本の古典 2
落窪物語

著者:花村えい子
出版社:中央公論社
270頁
読了日:2003年9月15日



内容:  中納言・源忠頼には正妻の4人の娘の他に腹違いの娘が居た!!
 皇室の血を引く娘だったが、継母たちににいじめられ床の落ち窪んだ部屋に住まわされ継ぎの当った着物を着ながら、他人の縫物を命じられる娘に、ある日右近少将・道頼が現れ、彼女をさらって行く!?
 頑張れ落窪! 負けるな道頼!!

感想:  タイトルくらいは知っていましたが内容は全く知りませんでした。まるっきりのシンデレラストーリーでした。元の話はもっとドロドロしてるみたいなのですが、落窪と道頼のラブストーリーを中心にした継子いじめのお話という解り易いものになっていました。「マンガ日本の古典」最後の配本だったようですが、それ以前の帯を見るとこの話は藤子・F・不二雄が書く予定だったらしい。全く違った物になっていたでしょうね。読んでみたかった。