海の時間 | 読書の時間

ムーン

著者:竹内海南江
出版社:角川書店/角川文庫
264頁
読了日:2003年10月22日



内容:  日々の生活の中で三日月のように痩せてとがった‘まりも’の心。満月の晩に彼女の前に現れたのはうさぎの耳の帽子を被った‘うさぎ’と名乗る少年だった!!
 ソファーの船に乗って旅立つまりもとうさぎは満月の心を取り戻せるのか!?
 頑張れまりも! 負けるなうさぎ!!
 
 

感想:  「世界ふしぎ発見!」のレポーターと言うよりすっかり「アラビア語講座」のお姉さんとしてお馴染み(そうか?)の竹内海南江が約10年前に書いた小説デビュー作でした。あとがきによるとヘミングウェイの軌跡をたどる旅をしながら書上げた物らしい。話の内容より書いている状況の話の方に興味を持ってしまう感じでした。そう言えば「アフリカの女」って短編集もずいぶん前に買ったけれど積読ままだ。近々読んでみようと思うのであった。