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ミレニアム         .
千年紀末古事記伝
ONOGORO

著者:鯨統一郎
出版社:ハルキ文庫/角川春樹事務所
357頁
読了日:2004年5月26日



三つ首になったヤマタノオロチを、    
      金具魏銅鑼と呼んだという。

内容:  倭の歴史を全て感知した稗田阿礼は太安万侶の元を訪れ天地開闢からの歴史を語り始める!
 イザナキとイザナミが国産みをした淤能碁呂島とはどこなのか? なぜ草薙の剣はヤマタノオロチの尻尾から出てきたのか!?
 頑張れ高天原! 負けるな葦原中国!!
 
 

感想:  扉に「古事記の真相に触れています」と書かれてあります。ネタばれ小説です。まだ古事記を読んでない人は危険です。ってゆうかまだ古事記を読んでいない人がこれを読むのは危険です。いや危険ってほどの事もないけど。
 全般的にはなるほどねと思ったけれど、水蛭子が後に八俣大蛇になったって話しはどうかと思う。水蛭子は後に七福神の恵比寿になって帰ってきたので今でも蛭子と書いてエビスと読むって「薀蓄王」で言っていたし。