海の時間 | 読書の時間

二つの陰画

著者:仁木悦子
出版社:KOSAIDO BLUE BOOKS/広済堂
240頁
読了日:2005年3月8日



内容:  莫大な資産を残して一人暮しの大家が殺された!!
 アパートに住む店子たちが幾重にも張り巡らされた謎を解きトリックを暴く!?
 頑張れネガ! 負けるなポジ!!




感想:  えっと。長編本格推理小説らしいです。後半は「をゐをゐ」の連続でした。密室トリックでは私の推理が外れていたのでその外れた推理と言うか予想を披露すると「犯人はアパートの住人で鍵をかけて出た後、遺体発見で住民がどやどや入っていったドサクサにツボの中に鍵を入れた」という単純なものでしたが、そんな簡単なものではありませんでした。何故そんな簡単で無い事を犯人がしてしまったのか私には理解できなかったのでした。それより「米穀通帳」などと言う懐かしい単語が普通に出てきてちょっとノスタルジイに浸れる昭和48年発行の一冊でした。