東京アンダーワールド
著者:ロバート・ホワイティング
翻訳:松井みどり
出版社:角川書店
430頁
読了日:2006年04月07日
彼に言わせると、その元凶はマッカーサーだ。
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内容: | 敗戦後の焼け野原にGHQがやって来るより先に出来あがった闇市を取り仕切ったヤクザは日本の経済成長にどう影響してきたのか!? イースト・ハーレム生まれの不良ガイジンはいかにして東京のマフィア・ボスになったのか!? 頑張れニッポン! 負けるなガイジン!! |
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感想: | 闇市の成り立ちに関してはどおくまんの『暴力大将』で詳しく描かれていましたが自民党ととの関係は描かれていなかったのでした。それはそうと巻末に「執筆ノート」として取材メモのようなものが細かい字で書かれてあって本文もこんな感じで裏社会のエピソードを羅列しているだけかと思ったら、ニコラ・ザペッティという男の生涯を通して日本の戦後を語っていてとても面白く読めました。しかし内容は腹立たしい事ばかりでした。帯には<映画化決定!ドリーム・ワークス製作、マーチン・スコセッシ監督>って書いてあるけれどそうなったんだろう。まだ出来ていないようだけれど、本当に作るのかな。 |