海の時間 | 読書の時間

水に描かれた館

著者:佐々木丸美

出版社:創元推理文庫/東京創元社

361頁

読了日:2007年04月03日




15歳のあなたが知っていた。

内容:  百人浜を望む崖に建てられた館に集まったいとこたちと美術鑑定家、そして招かれざる客!!
 幽霊のように姿を見せない殺人者の目的とは!?
 頑張れ常識! 負けるな非常識!!



感想:  私が初めて佐々木丸美作品を読んだのがこれでした。確か高校1年の時。その頃は「なんでも鑑定団」なんかもやっていなくて、古伊万里とかマイセンとかってのを初めて知ったのもこの作品でした。そんな懐かしい作品でしたが以前は気にならなかった小駕さんの扱いが不憫でならなかった。きっと作者の嫌いなタイプでこんな男は生きてる価値は無いとでも思っていたのでしょう。昔は私もそう思っていたから気にならなかったのかも。