子午線
メートル異聞
著者:ドゥニ・ゲージュ
翻訳:鈴木まや
出版社:工作舎/プラネタリー・クラシクス
410頁
読了日:2007年04月23日
君は南へ、わたしは北へ。
![]() |
内容: | 激動のフランス革命の最中、二人の天文学者が普遍の度量衡体系を求め7年間の測量の旅に出た!! 彼らが作り上げた「メートル」は普遍のものだったのか!? 頑張れ天文学者! 負けるな測量士!! |
|
感想: | 子午線の長さ(と言っても実際はフランスのダンケルクからスペインのバルセロナ)を測って地球の大きさを計算しそこから1メートルの長さを規定したのが1840年のことらしい。現在は光の進む長さが基準になっているって事がこの本には書かれていないのがちょっとびっくり。この本を読んだだけの人はきっと今でもこれが基準になっていると思い込んでしまうでしょう。それはともかくフランス革命と言えば「ベルサイユのばら」とか「ラ・セーヌの星」は常識ですが、ってゆうかパリの様子はなんとなく知っていても田舎のほうではどうだったのかとか、興味深い感じでした。 |