佐々木丸美コレクション−4
風花の里
著者:佐々木丸美
出版社:ブッキング
203頁
読了日:2007年05月17日
結婚は恋愛の障害になるのかな
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内容: | 孤児の少年と両親を事故で亡くしたが親戚のいる少女が飼い猫と共に3人で生活を始める!! デブ猫はなぜ死期を忘れ、転生してまで少女を守るのか!? 頑張れ人間! 負けるな猫!! |
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感想: | この後の発刊がいきなり「橡家の伝説」「榛家の伝説」と続くのがどうしたことかと思っていたが(創元文庫の涼子シリーズの兼ね合いかと思ったりもしたが)幻の遺産三部作だったのかと初めて気付いた(そうか?)。それはそれとしてラストの怒涛の展開には付いていけない感じで、「結婚は恋愛の障害になるのかな」って台詞の後は不倫話になるかと思ったら分かれちゃうし、離れ離れになってプラトニックラブとやらを貫くのかと思ったら「私には丈君だけです」みたいな事言って他の男に走るってどういう神経なのかさっぱり判らない。以前読んだときは結構この本は好きだったような気がするけれど年を重ねるごとに人の気持ちが判らなくなっていく気がする。 |