海の時間 | 読書の時間

「神田川」見立て殺人

著者:鯨統一郎

出版社:小学館/小学館文庫

377頁

読了日:2007年08月21日




この殺人は、見立て殺人です

内容:  70年代歌謡曲に見立てた殺人事件の数々!!
 70年代歌謡曲の謎とは!?
 頑張れ探偵! 負けるな懐メロ!!


感想:  「神田川」「手紙」「別れても好きな人」「四つのお願い」「空に太陽があるかぎり」「勝手にしやがれ」「ざんげの値打ちもない」「UFO」「さよならをするために」のヒット曲にこめられた謎に挑んでいるのでした。「神田川」で私も以前から気になっていた、「いつも私が待たされた」ってあたりをアレして、なぜ一般的に長風呂の女性が一般的にカラスの行水の男性を待っているのかって事に言及しているけれど、あの解釈は「待っている私は男」って考えればスッキリするような気がする。その頃のフォーク野郎は長髪は当たり前だから洗い髪を気にすることもあるでしょう。ってゆうか最近の女性歌手が歌う歌の「君」が男性をさす言葉なのが当たり前になってきているのにちょっと違和感を覚える60年代生まれなのでした。