海の時間 | 読書の時間

歪められた日本神話

著者:萩野貞樹

出版社:PHP新書/PHP研究所

225頁

読了日:2007年12月23日




わが国には神話は存在しないというのである。

内容:  古事記、日本書紀は史実の反映!?
 古代官僚の創作!?
 頑張れ神話! 負けるな創作!!


感想:  学者の多くは古事記、日本書紀を神話ではないと見ているらしい。その論拠の矛盾点などなどを突付いて実名を挙げて馬鹿呼ばわりする本でした。そういう言い方はとっても気になるところでしたが、私も神話に書いてあることはそのまま受け止めればいいのに派なので、うっかり丸め込まれそうな感じでした。でもやっぱり、神さまの話しと人間の血筋を繋げようとしたところで多少の作為はあるような気がします。