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少女の髪どめ

監督・脚本・製作:マジッド・マジディ
出演:ホセイン・アベディニ/モハマド・アミル・ナジ/ザーラ・バーラミ/ホセイン・ラヒミ/ゴラムアリ・バクシ

2001/イラン/ヘラルド

2003年4月27日/シネマライズ2F



物語:  イランの建設現場で働くアフガン難民の親父が2階から落ちて怪我をした。翌日彼の“息子”だと言うラーマトがやって来るが力仕事は出来ず、買出しやお茶くみの仕事を任されるが、ソレまでその仕事をしていた青年ラティフは逆恨みをして“少年”に辛く当たる。
 ある時“少年が”実は“少女・バラン”である事を知ったラーマトは彼女に想いを寄せ始めるが、建設現場に不法就労者の調査が入り少女は現場から姿を消してしまう! 
 頑張れ青年! 負けるな少女!!


感想:  「運動靴と赤い金魚」の監督の作品でした。「少女の髪どめ」ってタイトルはとても良いと思うのですが原題は少女の名前と同じ「バラン」でペルシャ語で「雨」の事だそうでした。それを知らなかったのでラストシーンが今ひとつ納得できずにパンフレットを購入してしまったのでした。アメリカで公開した時のポスターも載っていたのですが「BARAN(RAIN)」って書いてありました。判りやすい感じです。ちなみに「ラーマト」は「恵み」って意味で「ラティフ」は「繊細」って意味らしい。
 それはともかく、じわじわと切ないお話でしたが、とても善い映画でした(大雑把過ぎ)。

評価: ★★★★★