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変身

監督:佐野智樹

脚本:よしだあつこ

原作:東野圭吾

主題歌:拝郷メイコ

出演:玉木宏/蒼井優/佐田真由美/山下徹大/松田悟志/釈由美子/北村和夫

2005/日/日本出版販売


公式サイト

2005年11月26日/渋谷シネ・アミューズEAST



燃やすぞ。


内容:  事件に巻き込まれ脳移植をされた男の人格がドナーに乗っ取られて行く!!
 自分が自分であるために男が取った行動とは!?
 頑張れ右脳! 負けるな左脳!!


ネタバレあり!!
感想:  原作ファンには酷評されると言うよくあるパターンなので前評判はあまり気にせず観に行きましたが脚本が全然ダメでした。まともなプロの作家が書いたと思えない。ってゆうかソレをそのまま採用したのか手を加えてこんなのにしちゃったのか判らないが最終的には監督の責任ナンでしょう。いやプロディーサーの責任か。移植されたドナーの人格に乗っ取られるなんて手塚治虫が描いてたような古臭い題材自体には何の意外性も魅力も無いのだから、変わって行く過程での本人やその周りをどう描くかが問題なのに、ピアニスト志望の元音大生の脳を移植されてああなるか? 私はてっきり物凄い凶悪犯の脳だと思っていた。それと主人公2人の背景が全く描かれていないもの感情移入出来なかったところだろう。せめてラストシーンでメグが妊娠してるとかって話だったらエンディングだけで感動できたのに全く浮いていた。あ、ラストシーンと言えばアレは唐突過ぎで何やってるのか判り難い。せめてその前に「ちゃんと完成させる」とかって約束するシーンがあれば良かったのに。ってゆうかアレは完成しているようにしか見えないから何やってるのか全くわからない(ってゆうか私が深読みしてるだけで意味無いのか?)。ああ、なんだか腹立ってきたな。ちょっと一言入れるだけ、ワンショット入れるだけで判りやすくなる所が多すぎる。本当はあったのに時間の関係とかでカットされたのかな。よそ様の映画評などで主演2人の演技がダメダメだと言うのが目に付いたが少なくとも主演2人の演技は悪くなかったと思う。ただ脚本と演出がなってなかっただけで。


 
評価: ★★