タイヨウのうた

タイヨウのうた

監督：小泉徳宏

原作・脚本：坂東賢治

出演：ＹＵＩ／塚本高史／麻木久仁子／岸谷五朗／通山愛里／田中聡元／小柳友／山崎一

2006／日／松竹

公式サイト

2006年07月03日／梅田ブルク7 シアター４

わたし、死ぬまで生きるって決めたんだ。

内容：	薫は色素性乾皮症(XP)の為、太陽を避け夜な夜な路上ライブに出かける16歳の少女だったが、眠りにつく前の明け方の窓から見えるバス停で間に合わせをしてサーフィンへ向う少年に恋をした！！　太陽の下へ出られないストリートミュージシャンが日の目を見る日は来るのか！？　頑張れ難病！　負けるな音楽！！
	ネタバレあり！
感想：	なんだか下手な作り話を見せられた感じでした。日の出前の4時に腕時計のアラームをかけて帰宅する主人公と4時に目覚ましをかけてサーフィンに行く少年がなんの説明もなく4時前にバス停で出会うのはおかしいのに、平気でそう言うことをしいる。全編そんな感じで次の展開の為の不自然なエピソードが随所にちりばめられていて、それが気になって全く物語に入りこめなかったのでした。特にラスト近くの父親の自棄気味な台詞なんて、主人公にその次の前向きな台詞を言わせるだけのための物で、実の父親の台詞としてはありえないと思う。そんな違和感もさる事ながら、この病気の描き方も初めて知る私ですら「なんか違うんじゃないか」という印象だったので公式サイトにあるこの病気の説明ページを見るとやっぱり「XPの実際とは異なる表現も多々盛り込まれています。」と書かれてあったのでした。もっと上手な作り話をして欲しいです。
評価：	★★