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挫折し続ける初心者のための
最後のジャズ入門

著者:中山康樹

出版社:幻冬舎新書/幻冬舎

212頁

定価:720+税/図書館

読了日:2008年02月02日




音楽に罪をなすりつけてはならない。

内容:  ジャズはこわいくて難しい!? ジャズは知的でオシャレ!?
 意味不明な論理展開で進める最後のジャズ入門書!!
 頑張れジャズ! 負けるな初心者!!



感想:  挫折した覚えもなければ入門するつもりもない私が最初に読んだジャズ入門書でした。本文によると「ジャズ道入門書」らしいです。それならそうとタイトルにそう書いておくべきです。とりあえず同じことが繰り返し書かれてあるので「あれ? 今ページめくったよな?」と錯覚させられ続ける本です。それはそうと「ジャズに名曲なし、名演あるのみ」と書かれていましたが内容を読むと「ジャズに名曲も名演もなく、ただ名盤あるのみ」って感じでした。どうも「ジャズ」とはアルバムで聴く物であり、ジャケットのデザインや曲順の素晴らしいさを堪能しないと駄目らしい。そういえばこの本ではジャズ喫茶(主にレコードとかCDを掛けてる)は薦めているけれどジャズバー(生演奏してる場合が多いと思う)の話しは一切出てこない。著者にとってのジャズは輸入物でないと駄目っぽい。ジャズ道入門というより、ジャズヲタ入門な感じです。とりあえず、実践編で薦められていたCDを幾つか図書館で予約してみた。てへ。入門書で紹介されているような名盤は買わなくても図書館にゴロゴロしているのさ。