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グランド・フィナーレ

著者:阿部和重

出版社:講談社文庫/講談社

229頁

定価:467+税/図書館

読了日:2008年02月13日




まじでやばいよね、ロシア。

内容:  ロリコン男が離婚させられた!!
 娘にも会えなくなったロリコン男は田舎へ帰ったが!?
 頑張れロリコン! 負けるな変態!!



感想:  第132回芥川賞受賞作らしいです。話しが唐突に終わってしまうので一瞬「えっ」と思ってしまうのでアレですが、だからどうしたと言う感じの内容でした。文学通の人には楽しめるのかも。主人公がロリコンぽくないとか後半で少女たちと親しくして変な気を起こさないのはオカシイとかって意見があるようでしたが、ロリコンが変態の異常者扱いされだしたのはつい最近で、澁澤龍彦とか川端康成とか割りとまともな人も結構いたわけですよ。ルイス・キャロルとか。彼らはきっと自殺しそうな少女がいればナントカして止めようと思うだろうと思うのですよ。この小説の作者もきっとそんな人なんだろうと思ったのでした。ただまあ、だからどうした、という感想しかもてない本でしたが。