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ジーン・ワルツ

著者:海堂尊

265頁

出版社:新潮社

定価:1500+税/図書館

読了日:2008年09月06日




赤ちゃんって、希望のかたまりね

内容:  少子化対策が叫ばれる中、出産に保険が利かないのは何故か!?
 産婦人科医と助産師の違いとはいったい!?
 頑張れ医者! 負けるな厚労省!!



感想:  不妊治療とか人工授精とか代理母出産とか羊水検査とかの問題を扱いつつエンターテイメントな作品に仕上がっていたような感じでした。あえてジャンル分けするならこれはファンタジー小説だと思いましたが。ラストにはありえない展開目白押しです。それはともかく、「子供の本当の父親は母親しか知らない」とよく聞きますが、この小説では母親にも判らない施術が行われていてぞっとしたのでした。ただただ正義の味方のヒロインでないキャラクターを作りたかったのかもしれないけれど、なんかちょっと医者って何様って気になってしまったのでした。