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パール判事の日本無罪論

著者:田中正明

出版社:小学館文庫/小学館

253頁

定価:533+税/図書館

読了日:2009年06月06日




「最大の被害者は、法の真理である」

内容:  極東軍事裁判はなぜ行われたのか!?
 国際法を無視した東京裁判はリンチだったのか!?
 頑張れ戦勝国! 負けるな敗戦国!!



感想:  タイトルだけ見ると右翼の人ががおかしなことを言っているのかと思いましたが戦争そのものではなく、東京裁判自体が無効で、事後法(というかマッカーサーが作った条例)で満州事変にまでさかのぼって裁くのはおかしいだろうというお話でした。東京裁判がおかしな裁判だったという事は漠然と感じていたけれど何が悪かったのかを判り易く論証していて納得でした。いやしかし、日本が大東亜戦争に踏み切ったいきさつを見ると、現在の北朝鮮への経済封鎖ってとても危険な気もしてきます。それはそうと、一番目を引いたのは解説に書いてあった、パール判事は19歳の時に義父の娘11歳と結婚したって話でした。ちょうど日露戦争で日本が勝利した年に。