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2001年百人浜の旅

〜21世紀最初の日〜

日の出は見えなかったが雨は止んでいた

 朝5時頃に目覚め、やる事もないので5:30頃から出かける事にした。
 本当は百人浜へ行くつもりで大き目の懐中電灯も持って行ったが、信号も無く適度に曲がりくねった道路は初日の出暴走族専用道路になっていて、歩道も無いあんな暗い道を1時間以上歩くのは自殺行為なので、近くの襟裳岬へ行く事にした。(せっかく、あの辺りで一番百人浜寄りの宿に泊まったのに)

 襟裳岬は初日の出の名所なのか、ツアーバスだけでも10台は停まっていた。その他乗用車が沢山。

 それにしても寒かった。耳まで被さる毛糸の帽子を持っていって良かった。あれが無ければ今頃私の耳は無かったに違いない。気温よりも風が半端じゃなかった。

 そんな中、日の出予定時刻の6:55を待ったが、空は明るくなったが雲がベールをして御来光は拝めず、すごすごと宿に引き返してしまった。


百人浜は遠かった

 宿に戻ってとりあえず朝食、と思ったら、とりあえずどころではない朝食が出てきて満腹。お正月って事でお屠蘇付きでした。

 食事が済んだらさっさとチェックアウトして、百人浜へ歩いていこうとしたら、宿の人が車で送ってくれました。有り難うございます。
 宿の御主人の話では、百人浜展望台は当時首相だった竹下登の視察用に立てた物だったが、刑事被告人になったので視察は取り止めになり、本来の目的は果たせなかったらしい。

 百人浜の駐車場では暴走族が警察の取り調べを受けている真っ最中だったのでそそくさと浜へ行き、パシャパシャと写真を撮っていた。
 
 他にやる事もないので、「悲恋沼」がこの辺りのはずだと思い、行ってみようとしたが、場所が分からず、取り調べ中の警官に訊ねるのもアレなので、様似行きのバス(元日は1本しかない)が来るのをそこで待たずに、一つ先のバス停まで歩く事にした。

 が、それは無謀な事だった。それが張り切って新しい靴なんか履いていればなおさら。
 1時間も歩くと靴擦れで血が滲み出し、バンソウコウが無いのでポケットティシュをかかとに挟んで何とか歩いた。。


雪の大通り公園

 えりもを後にして札幌へ向かった。
 日も暮れて雪もパラパラと降っていて良い感じだったけれども、大通公園はなんだか派手なイルミネーションで賑わっていました。何の祭だか知りませんが、やたらアベックに写真を頼まれてしまった。
(どうでもいいけれど、せっかくのイルミネーションなのにフラッシュたいて撮っちゃ駄目でしょ)

 それはそうと、ベンチは撤去されたのか、隅へ移動されて雪に埋まっていたのか見当たりませんでした。

 とりあえず札幌に来たからとい言う訳でもありませんが、ラーメンを食べてから、時計台の写真を撮ってみたが、寒くてブレブレ。でもなんだか気持ちの良い寒さで病み付きになりそうでした。

 帰りの飛行機もやはり遅れていて、私の持っていた「超割きっぷ」は変更不可なのですが、それでも早い便に変更してくれると言う事だったので、1時間早い便で帰ってきたのでした。
 初めて飛行機の先頭の方の席(8K)に乗ってちょっと嬉しかったが、窓から翼が見えないのはちょっと淋しい。

 そんなこんなで、最終的には、まあまずまずの年明けでした。

 

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