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第二日目 襟裳岬・風の館


日高本線からの眺望

 札沼線・室蘭線・と乗り継ぎ、いよいよ苫小牧から日高本線。様似までは3時間ほどあるので唯一持って行った文庫本『忘れな草』を読み始めましたが、やがて海が見え、太平洋をバックに牧場を走る馬とかが見え出すと、本を読んでいる場合ではなく、ずっと窓からの景色を眺めていました(本当はほとんど寝てました)。

 ちなみにこれが電車の中で食った「えぞずし弁当」です。



襟裳岬

 様似駅からJRバスに乗り換え、襟裳岬へ。
 「岬」なので海に面しているのは当然ですが、さすがは日高山脈がなだらかに海に没して行くところだけあって、気分は山道でした。

 襟裳岬に到着すると、思った通り森進一の歌声に出迎えられ、「何も無い」を実感するとともに、さすがはGWで、人だけは沢山いました。何も無いのに。

 観光ガイドなのでよく見かける位置から写真を撮った後、岬の先っぽへは行けないのかと思っていたら、実はその下まで降りられる事を知り、さっそく降りてみました。
 観光地かと思ったら、岬の先っぽの岩礁では昆布漁をするおばさんがいて、ちょっとカッコよかったです。



風の館

 何も無いといいつつ、「風の館」という風の博物館があります(入館料500円)。

 「風のシアター」で上映される『えりも風土記』はナレーションが無く、風の音と鳥(かもめ?)の目線での風景とそこに住む人々の様子が映し出され、一般的な観光ガイドのスライドショーとはひとあじ違った 趣がありました。

 特筆すべきイベントは「風体験コーナー」でした。
 でっかい扇風機にあおられ、強風を体験するというコナーで、沢山の子供たちが風に飛ばされそうになりながら楽しんでいましたが、もちろん大人が入っても大丈夫です。

 そんなこんなで、この日は風の館下にある旅館に宿泊でした。これがその日の夕飯です。

 

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